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妻夫木聡の映画「69-シックスティナイン-」

妻夫木聡の映画「69-シックスティナイン-」

世の中の女性、少女にその美貌から人気を欲しいがままに獲得していた妻夫木聡くん。しかし妻夫木くん自身はそう言う傾向に少々戸惑っていたみたいです。

当時のワイドショーの密着取材でどちらかというと妻夫木くんは発言少なめの控えめな姿勢で、全身白い服の衣装を着た妻夫木くんにレポーターさんが「まるで白馬の王子ですね!」という声掛けにも、「いえいえ、僕はこういうのあんまり似合わないんです・・・。」と即座に否定していたのはなんて謙虚なんだろうという印象しか与えていなかったように思います。

しかし、妻夫木くんんはそのまま本当の自分を捨ててしまう事をしなかったのです。世の中の女性、少女があまり共感しがたい映画「69-シックスティナイン-」に彼は出演しました。

この作品は、かの宮藤官九郎が脚本。どちらかというと若者のぶっ飛んだり、若者の理論みたいな全国民に受け入れてもらえるとも限らないような彼の脚本。それに国民的アイドルに達しようとしていた妻夫木くんが主役を務めました。

試写会に突然現れた妻夫木くんはマントを風になびかせて客席最後尾からステージまでやんちゃにつっ走りました。この映画で「人生楽しんだもん勝ちばい。」とう妻夫木くんのセリフ、多分妻夫木くん自身に響いたのでしょう。

「自分もそう思いながら、仕事しています。」と言いました。「最高なバカな作品です。(笑)」とも言います。これはむしろ妻夫木くんがこの作品を無防備に受け入れた証拠なのではないかと思います。

妻夫木聡の映画「春の雪」

妻夫木聡の映画「春の雪」

三島由紀夫という大作家の映画に挑んだ妻夫木聡くん。

何と言いましょうか、三島由紀夫が描く登場人物というのは「春の雪」に限らず、大変際どい登場人物がほとんどなのです。

全うに見える人間の影や、屈折しきったような人間から発する光みたいな、すんなりいかない人物が多いのです。

今回の妻夫木くんの役も、とにかくやっつけ仕事ではこなせる訳もない難しい役なのです。

竹内結子さん演じる女性から恋心を抱かれるのですが、彼女に婚約者が浮上しても本当の思いを彼女に打ち明けません。簡単にいうならば致命的な天の邪鬼です。

しかし抑えきれない思いがもう手遅れという時に爆発してしまうのです。

純愛ラブストーリーと唱われてプロモーションされたこの作品ですが、それよりも妻夫木くんがこの役を演じたことによって、割腹自殺をした三島由紀夫という人間の影までも、多分この作品に込めたのであろう三島由紀夫の思いを妻夫木くんが映像でもって写しだしたように思えました。

妻夫木くんがアイドルではなく、俳優なのだと証明付けた作品でもあります。

ラストのシーンで妻夫木くんは風邪を拗らせて肺炎になってしまいます。その咳きの音があまりにもリアルで、苦しそうで、映画館中に響き渡ったその咳きに誰もが彼女への愛情の執着心を痛いぐらいに感じとった事でありましょう。

もし、三島由紀夫がまだ生きていたならば、妻夫木くんと深い話もできていたのかもしれませんね。

妻夫木聡の映画「どろろ」

妻夫木聡の映画「どろろ」

あの日本が誇るべき天才マンガ家・手塚治虫のマンガを高い技術のCGを駆使して映画化されたのが「どろろ」です。

この作品は妻夫木くん演じます、百鬼丸が生まれたばかりの時に魔物との契約を交わした父の代償に、その肉体の48カ所を魔物に奪われ、その散らばった肉体を取り戻しに行くというストーリー。

一番最初の妻夫木くんの登場シーンはかつて戦の行われた荒野をマントをはおい、鼻のところまでフードをかぶって一人黙々と歩いてやってきます。

妻夫木くんの顔が早くみたい!という気持ちもありますが、その辛うじて見える口元だけでももう美男子であります。

柴咲コウちゃんが演じますどろろに出会い、共に旅をすることになるのですが、特に映画の前半の妻夫木くんは恐いです。

自分の偽物の目玉をぽろっと取って「俺は何に見える?」とコウちゃんにジワジワと迫りながら聞くシーンはすっかり、百鬼丸にしか見えません。妻夫木くんだという事を忘れてしまいます。

そういったホラー的怖さとまた、百鬼丸が抱える心の闇、孤独みたいなもので出来た分厚い見えない壁を特に多くのセリフがあるわけではないのに立ち姿、風貌などで表現してしまいます。

妻夫木くんの演技に引き込まれてしまう一作です。

妻夫木聡の映画論

妻夫木聡の映画論

妻夫木聡くんの映画デビューは2001年に公開された「ウォーターボーイズ」です。その後、「ジョゼと虎と魚たち」「69」「約30の嘘」などなどたくさんの映画に出演しています。

もう映画界にはなくてはならない存在となりました。

妻夫木くん自身映画がとても大好きな様子で、「自分の作品が次々と世の中に出ていく事をどう思いますか?」という記者の質問に「うーん、ちょっと寂しい感じですね。公開したら終わっちゃうじゃないですか。自分が出た作品にはすごく愛情が深いから、いつまでも関わっていたいというか、終わらないで欲しいなという思いがあるんで。ちょっと寂しいかな。」と映画に常に関わっていたいという気持ちが感じられるコメントをしました。

そういう思いが強くて妻夫木くんは本当に休む事無なく次から次へと映画に参加していっているのでしょうかね。

そんな妻夫木くんですが、初めて自分が演技している映像を見た時はものすごくショックを受けてしまったそうです。

初めて平均点をとっていればいいという人生ではダメなんだって思ったそうです。負けず嫌いっていう性格もあってその後がむしゃらに演技にのめり込んでいったみたいです。

確かに「ウォーターボーイズ」のシンクロのシーンなんかは、実際は物語であっても妻夫木くん自身実際にシンクロができるようにならなくてはいけないなんて、確かに平均点を遙かに上回るやる気が必要ですよね。

妻夫木聡の恋愛

妻夫木聡の恋愛

一番最近で最もビックカップルと報道されました、妻夫木くんのお相手は柴咲コウちゃんです。

映画のどろろでも共演したので一緒に舞台挨拶で隣同士で並んだりした時なんかはマスコミの方々は注目せざるおえませんでしたよね。

妻夫木くんが柴咲コウちゃんの事を、コウちゃんと呼んだだけで見出しになってしまったりの注目ぶりでした。

柴咲コウちゃんとの交際が噂される以前は優香ちゃんや新山千春ちゃんなどなどの噂もありました。しかし、優香ちゃんとの噂も同じ事務所なだけだからとかどちらかというと真実味が伝わってこない感じでした。

そういうあまり女性との噂が少ない男性俳優、歌手、タレントさんに必ずといってもいい程浮上するのが「ホモ疑惑」です。

同じく女性との噂がめっきりない織田裕二さんとできてるんじゃないかみたいな噂も出てしまったようです。

今となっては、柴咲コウちゃんという美しい女性との交際が明確になってめでたく「ホモ疑惑」は解消できたようですが。

女性と噂になってもファンの女の子からがっかりされるし、また噂がないならないでホモだと言われてしまうなんて人気者の妻夫木くんって大変だなぁって思います。

妻夫木くんも柴咲コウちゃんもきっとものすごく忙しいのでしょうが上手く交際していってほしいものです。